顎関節症の原因
顎関節症には次のような原因があります。
- 悪癖
- 姿勢不良
- アゴの不安定
- 噛みあわせ
- 精神的ストレス
- 外傷
通常、ひとつだけの原因で顎関節症になることはなく
色々な原因が重なっている場合がほとんどです。
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悪癖
頬杖、唇を噛む、歯ぎしり、くいしばり、アゴを無意味に動かす癖などの悪い癖が筋肉の疲労、筋肉の緊張を起こし、痛みや顎関節や関節円板のずれ、変形、損傷につながります。また、口を使った楽器などもアゴへの負担は大きくなります。歯ぎしり、くいしばりについては、精神的ストレスとの関係が強いと考えられています。特に不安、怒りなどの情動的なストレスが多くかかると、日中のくいしばり、睡眠中の歯ぎしりが発生します。睡眠中の歯ぎしりは、日中のくいしばりよりも負担は数倍にも大きいと考えられています。 -
姿勢不良
姿勢不良には、背骨を支える筋肉、頭を支える首の筋肉や、肩の筋肉が持続的に緊張してしまいます。すると頭の位置がずれ、頭蓋骨につながっているアゴの骨もずれることになり、アゴの筋肉の慢性的な疲れにつながります。 -
アゴの不安定
顎関節は頭蓋骨からぶらさがっている関節です。元々不安定な関節ですので、二つの関節が同時に動ける安定性を必要とする関節なのです。しかし、成長期における偏咀嚼(軟らかいものをよく食べる、よく噛まない、片方だけで噛む)が、アゴの左右不均等、不安定さ、発達不良をもららして、顎関節症になりやすい下地が出来てしまう場合があります。 -
噛み合せ
左右の歯のずれ、奥歯の磨り減りなどが食事中の顎関節の運動の左右不均等に関わってきます。 -
精神的ストレス
持続的なストレスによって、悪癖(主に歯ぎしり、くいしばり)が生じることが証明されています。これはストレスを受けることによって無意識に脳がストレスを発散させている反応です。そのため、持続的なストレスは噛み締める筋肉の疲労や緊張をもたらし、顎関節症の大きな原因になります。 -
外傷
顎関節症の患者さんに交通事故などの、ムチウチ症、アゴへの直接的・間接的の衝撃、あくびなどの大きく開けたとき、これらの時に発症したという事も多く報告されています。こういった何らかの外傷によってアゴ・筋肉・じん帯・関節に損傷が起こり発症に至るという症例もあります。
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